多言語サイト制作のポイント|失敗しないための設計・翻訳・SEOの基本
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海外の取引先や訪日客に向けて、ホームページの多言語対応を検討する企業が増えています。しかし多言語サイトは「ページを翻訳して並べれば完成」ではありません。設計を誤ると、どの言語の検索結果にも正しく表示されない、更新のたびに手間が倍増する、といった問題が起きます。この記事では、多言語サイト制作の押さえるべきポイントを5つに整理します。
1. URL設計:言語ごとに明確に分ける
多言語サイトのURL構成には主に3つの方式があります。
| 方式 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| サブディレクトリ | example.com/ja/ | 管理しやすく、ドメイン評価を集約できる。まず推奨 |
| サブドメイン | ja.example.com | 言語ごとに運用を分けたい場合向け |
| 別ドメイン | example.jp | 費用と管理負担が大きく、特別な理由がなければ不要 |
特別な事情がなければ、サブディレクトリ方式(/ja/、/en/ など)が管理面でもSEO面でもバランスに優れています。
2. hreflangタグ:検索エンジンへの道案内
hreflangは「このページには、どの言語版が存在するか」を検索エンジンに伝えるタグです。設定を誤ると、日本語で検索した人に英語ページが表示されるなど、言語版同士が競合してしまいます。
重要なのは、すべての言語版が互いを宣言し合うこと、そしてどの言語にも当てはまらない訪問者向けの x-default を指定することです。手作業での管理はミスが起きやすいため、サイトの仕組みとして自動出力するのが確実です。
3. RTL対応:アラビア語圏に向けるなら必須
アラビア語やヘブライ語は右から左に読むRTL(Right-to-Left)言語です。RTL対応は単なる翻訳ではなく、レイアウト全体の反転を意味します。
- ナビゲーションや矢印アイコンの向きの反転
- 余白・配置の左右反転
- 数字や英単語が混在する場合の表示順制御
後からRTLを追加するのは大掛かりな改修になりがちです。中東市場を視野に入れているなら、最初の設計段階でRTL対応を織り込んでおくことを強くおすすめします。
4. 翻訳品質:機械翻訳の「そのまま公開」は避ける
機械翻訳の品質は向上していますが、製品仕様や業界用語、取引条件などの重要情報は、その言語圏の商習慣を踏まえた人の確認が必要です。特にB2Bでは、不自然な直訳が買い手の信頼を大きく損ないます。実務的には「機械翻訳で下訳→ネイティブまたは業界経験者が校正」の組み合わせが、品質と費用のバランスに優れています。
5. 更新体制:翻訳の管理方法を最初に決める
見落とされがちなのが公開後の更新です。日本語ページを修正したとき、他の言語版を誰がどう更新するのか。文言をデータベースや管理画面で一元管理できる仕組みにしておくと、更新のたびに制作会社へ依頼する手間と費用を減らせます。
まとめ
多言語サイトは、URL設計・hreflang・RTL・翻訳品質・更新体制の5点を最初に設計しておけば、長く使える資産になります。星源 Web Studioでは、英語・中国語に加えてアラビア語(RTL)・ロシア語を含む4言語サイトの制作実績があります。多言語対応をご検討の方は、お問い合わせページからお気軽にご相談ください。