ホームページを閉鎖する順番:サーバー・ドメインを解約する前にやること6ステップ
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閉店や活動の終了に合わせて、ホームページの維持費を止めたい。そのとき最初にサーバーやドメインの解約手続きをしてしまうと、写真やページを取り出せなくなったり、昔のアドレスが別の人の手に渡ったりすることがあります。
この記事では、閉じるまでの順番を6つのステップにまとめました。保存と写真の章は、閉店するお店のWordPressサイトを保存したときの経験をもとにしています。
6ステップの全体像
- ログイン情報と契約先をそろえる
- 見返すための保存版を作る
- WordPressの写真をまとめてダウンロードして残す
- 必要なら、無料の公開先に移す
- サーバーを解約する
- ドメインを手放すか決める
1〜4は「残す」作業、5と6は「止める」作業です。解約は後から取り消せないことが多いので、残す作業を終えて中身を確かめてから、止める作業に進みます。
1. ログイン情報と契約先をそろえる
サイトづくりを制作会社に任せていた場合、閉じるときに必要な情報が手元にそろっていないことがよくあります。まず、次の5つを書き出してみてください。
- 管理画面(記事や写真を登録する画面)に入るためのIDとパスワード
- サーバーを借りている会社と、その契約者ページに入るためのIDとパスワード
- ドメインを契約している会社(サーバーとは別の会社のこともあります)
- お店のドメインのメールアドレスを、今も使っているかどうか
- 制作会社や、前の担当者に連絡する方法
制作会社に頼むときは、「管理画面」と「サーバーの契約者ページ」の2つのログイン情報がほしい、と伝えれば話が早いです。
ログインできなくても、いま公開されているページを保存することはできます。ただ、元の大きさの写真やメニューから外れたページまで取り出すなら、管理画面かサーバーに入れるほうが確実です。
次へ進む目安:サーバーとドメインの契約先、それぞれの次の更新日が分かった。
2. 見返すための保存版を作る
WordPressのバックアップは復元用のデータで、そのままでは見返せません。閉鎖後に見返すなら、全ページをHTMLに書き出し、ネットなしでも開けるフォルダにした保存版を作ります。方法の比較とつまずきやすい点は、WordPressサイトを閉鎖前に保存する方法にまとめました。
閉店のお知らせをサイトに載せるなら、載せたあとに保存すると最後の状態が残ります。
確かめ方は、保存方法の記事のチェックリストにまとめています。お店のサイトを保存したときは、私の手元ではMacのChromeでしか確認できなかったため、WindowsやSafariでの表示はお客様に確認をお願いしました。普段お使いのパソコンでも開けるかを、ご自身で一度確かめておくと安心です。
次へ進む目安:ネットを切ったパソコンで、保存版の全ページが開けた。
3. WordPressの写真をまとめてダウンロードして残す
ページの保存版があっても、写真は写真として別に持っておくと、SNSや次のお店の案内に使い回せます。ここは少し専門的な話なので、ご自分で作業しない方は「枚数が思っていたのと違うとき」まで読み飛ばしていただいて大丈夫です。
写真の場所
WordPressで登録した写真は、サーバー上の wp-content/uploads というフォルダに、年と月ごとに分かれて保存されています。サーバー会社のファイル管理画面やFTPソフトを使って、このフォルダを丸ごとダウンロードするのが、いちばん確実で手間の少ない方法です。
元の写真の見分け方
ダウンロードしたフォルダを開くと、「写真-300x200.jpg」のように、名前の最後に「横x縦」の数字がついたファイルがずらりと並んでいます。これらは、WordPressがページに表示するために自動で作った小さいサイズの写真です。数字のついていないファイルが、アップロードした元の写真です。
長い辺が2560pxを超える写真をアップロードした場合(WordPress 5.3以降)は、縮小した「-scaled」付きのファイルも作られ、ページではそちらが使われます。元の写真は「-scaled」のない名前で残っています。
圧縮前の写真が別の場所にあることも
表示を速くするために画像圧縮のプラグインを入れていると、uploadsの写真はすでに圧縮された状態です。プラグインの設定によっては、圧縮する前の写真がプラグイン専用のフォルダに残されています。
そのお店でも、最初にお渡ししたのは圧縮後の写真でした。その後、プラグインのフォルダに圧縮前の写真が残っていることに気づき、元の大きさの写真に差し替えてお渡ししなおしました。次に同じ作業をするときは、最初にこの場所も確認します。
枚数が思っていたのと違うとき
お客様から聞いていた枚数と、WordPressに登録されていた写真の数は少し違っていました。縮小版や、WordPressが自動で作った写真ではない画像を除いたことを、一覧と合わせてご説明しました。何を数えて何を除いたかが分かれば、枚数のずれにも納得していただけます。
次へ進む目安:元の大きさの写真が、手元のパソコンで開けた。
4. 必要なら、無料の公開先に移す
保存版のフォルダは、スマートフォンでは開きにくいことがあります。スマートフォンでも見たい場合は、静的サイトを無料で置ける公開サービスに載せる方法があります。
公開すると誰でも見られる状態になります。古い価格やスタッフの写真など、載せたままにしたくない情報は先に外しておきます。また、公開サービスの規約は変わることがあるので、正式な保存版はお手元のフォルダ(ZIP)です。
次へ進む目安:スマートフォンで公開先のページが開けた。手元のZIPも残っている。
5. サーバーを解約する
1〜4が終わったら、ここからは「止める」作業です。解約の手続きは契約先によって異なり、契約者ご本人が行うものです。止めると何が起きるかを、先に確かめておきます。
| 止めるもの | 止めると起きること | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| サーバー | ホームページが表示されなくなり、サーバー上のデータは一定期間のあとに削除されるのが一般的 | 保存版と写真が手元で開けることを、解約前にもう一度確かめる |
| サーバー特典のドメイン | サーバーの解約と同時に有料になったり、使えなくなったりすることがある | 特典の扱いを契約先の案内で確認する |
サーバーは1年ごとの自動更新になっていることが多いです。次の更新日の前に手続きを終えられるよう、逆算して進めると安心です。
次へ進む目安:保存版と写真が手元で開けることを確かめてから、解約の手続きをした。
6. ドメインを手放すか決める
| 手放すもの | 手放すと起きること | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| ドメイン | 期限が切れると、猶予期間のあと誰でも取得できる状態になる | 昔のアドレスが別のサイトに使われることがある |
| ドメインのメール | ドメインを手放すと、そのメールアドレスも使えなくなる | 取引先への連絡先の変更を先に済ませる |
ドメインも、サーバーと同じく1年ごとの自動更新が多いので、更新日を確認しておきます。
手放すかどうかは、チラシや名刺、他のサイトからのリンクに昔のアドレスが残っているかで考えます。持ち続ける場合は、公開サービスによっては、ドメイン代だけで今のアドレスのまま保存版を見られるようにできます。手放す場合は、Googleマップやお店のSNSに載せているアドレスも、書き換えるか消しておきましょう。
よくある質問
先にサーバーを解約してしまいました。もう取り出せませんか?
契約先によっては、解約後もしばらくデータが残っていたり、手続きの取り消しができたりすることがあります。まずは早めに契約先へ問い合わせてください。サーバーが止まっていても、検索エンジンやインターネット上の記録に一部のページが残っていることはありますが、写真を元の大きさで取り出すのは難しくなります。
管理画面のログイン情報が分かりません
制作会社や以前の担当者に確認するのが近道です。サーバーの契約者ページに入れれば、そこから管理画面のパスワードを再設定できる場合もあります。どちらも難しい場合でも、公開中のページの保存はできます。
まとめ
- 先に「残す」、あとで「止める」。解約は最後
- 保存版はネットを切って、写真は元の大きさで開けるかを確かめる
- 解約前に、更新日とドメインのメールを確認する
- ドメインは、昔のアドレスがどこに残っているかを考えてから決める
「何から手をつければいいか分からない」「ログイン情報が見つからない」という段階でも、ご相談だけで大丈夫です。お問い合わせページから、サイトのアドレスと閉じる予定の時期を教えていただければ、進め方と費用の目安をご案内します。